e-Taxを使用しての感想

はてなブックマーク - 電子納税しやすく 国税庁、証明書や専用機器不要に :日本経済新聞

id:launcher ブコメで叩いている人 e-Tax 使ってなさそう。


上記のような指摘があったので、自分の経験を書いてみる。

なお、自分は余りITに詳しくないおっさんであり、その筋の悪さがそもそも問題である可能性はある。

1年目

今をさかのぼること5年以上前、もはや正確な年は覚えていない。OSはWinXPから7くらい。

e-Taxを使用する以前から確定申告はしていたので、税務署などでe-Taxの広告を見ることも多かった。税制上の優遇措置があるということもあり、使用してみようという気になった。当時、すでにネットショップなどは利用していたので、e-Taxも使えるだろうと思い上がっていた。若かった。

まず、マイナンバーカード(当時住基カードだったかもしれない)の電子証明とカードリーダーを手に入れなければならなかった。

とりあえず半休を取り区役所に出向いて電子証明を取ろうとした。が、区役所では取れず市役所であるとたらい回された。考えてみれば、国税のためのことで、わざわざ市が区役所にまで整備をする道理はないわけだと理解できるが、このくそ忙しい年度末にもう一度半休を取る必要があるとは、ふざけるな糞が死ね(以下FKSと略す)と思ったことは確かである。

その後は特に問題なく、市役所で手数料を払い3年分の証明を手に入れ、カードリーダーを購入した。カードリーダーの値段が、ちょうど税金の優遇措置の分とほぼ同額で闇を感じるが、結果として納税者の利便性と行政効率化につながるならと納得してみた。なおリーダーはとりあえず大企業なら安心だろうとNEC製を購入した(すでに廃棄したので形式不明)。

そして、いざ電子納税に取り掛かろうとしたが、まずサイトが滅茶苦茶わかりにくかった。通常、初めての人でも1本道で作業が完了するように作るのではないかと思っていたが、全くそうなっていなかった。

エラーが出るたびに入力内容を破棄して(何度、名前や住所を入力したことか)元に戻りサイト内をさまよい謎のソフトをインストールしてリーダーの検証をしたりブラウザ(当時インターネットエクスプローラー)の信頼済みサイトに登録したり、ものすごく時間を浪費した。謎の画像にリンクが張ってあったりして、ユーザーの忍耐を試す強い意志を感じた。なまじ、確定申告自体は理解していたので、作業が進まないストレスは大きなものがあった。FKS。

ようやくすべての入力を終え、いざデータを送信しようとしたらエラーが出た。FKS。エラーの内容などヘルプページがあったが、わかりにくい箇条書きでおまけに解決しなかった。FKS。コールセンターに電話しても、散々待たされた挙句、原因は不明のままだった。FKS。仕方がないので初めからやり直したら今度は送信できた。

次年度のための番号を控え、アンケートに問題点を懇切丁寧に記入した。

2年目

翌年も>e-Taxを使用した。

もう、電子証明もリーダーもあるので余裕と思ったら、甘かった。

まず、昨年取得した納税者番号のようなものを(textファイルでコピペして保存していた)打ち込んだがエラーになった。FKS。

そして、また一から入力を完了して送信しようとするとまたエラーになった。FKS。ただ、送信直前に入力データを保存するようになっていて、少しは進歩したのかと思った。

結局、OSのバージョンが変わったのにリーダーのドライバのバージョンが古いままだったのが原因らしかった(なんでもかんでもインストーラを保存して再利用しようとするおっさんの悪い癖)。そのため古いドライバをアンインストールしようとするが、エラーが出てうまくいかない。NECに電話するがアンインストールできないという。別にそれで困らないからとか、そういう問題じゃあないFKS。

PCに訳の分からないものを入れておきたくないので、回復機能でロールバックすることにした。「ユーザーのデータは保持されます」みたいな表示が出て無事終了したが、ふとデスクトップを見ると保存していたe-Taxの入力データが消えていた。どうも、わけのわからない拡張子がついていたので消されたらしい。FKS!FKS!

3年目

税務署で確定申告した。全てが滞りなく快適だった。

待ち時間は本を読んでいればよいし、面倒な入力はバイトの人がしてくれる。質問があれば税理士さんがすぐに答えてくれる。至れり尽くせりである。

結論

e-Tax人間性を破壊し、ヒトをマウス叩きつけマシーンに変えてしまう。おそろしいおそろしい。

買って良かったもの(20年前)

三洋の炊飯器(ECJ-ST3)。

20年前に3,000円ほどで購入した。特に何とも思わず使用してきたが、最近一桁お高い炊飯器を購入して炊いてみたところ、味は変わらず新しいものに比べ消費電力は半分という事実が発覚。実はすぐれものだった。

釜に入れっぱなしにしたご飯がカラフルになったり糸を引いたり、コンセントを入れ炊飯ボタンを忘れると保温になるため、ふやけた激マズ物体ができたりで苦楽を共にしてきたが、さすがに家電で20年経つと安全性が心配になるのでお役御免とした。

これまでの活躍に感謝。

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『バフェットの株主総会』感想

gigazine.net

 

 

おすすめの書籍に『バフェットからの手紙』が入っているあたり(自薦かい)お茶目な感じだけれど、さすがに『バフェットの株主総会』を入れるほど面白いおじさんではなかったみたいだ。

『バフェットからの手紙』はいろいろ示唆に富んだ面白い本だけれど、『バフェットの株主総会』は裏とまでは言わないけれど斜めから見た『バフェットからの手紙』といった趣のある本。

バフェットは、同族経営で分かりやすい商品を売って安定した収入があり設備投資の必要の少ない会社が好き。バイアンドホールドが彼の代名詞みたいになっている。だけど、そんな会社に成長性はあるのか疑問に思う。そして、実際に成長していない。じゃあ、なんでそんな会社持っているの?といったあたりから切り込んでいく。

また、彼が、ハイテク企業はよくわからないから買わない、と韜晦しているのと裏腹に、デリバティブに精通した超敏腕裁定投機家であるという面も指摘している。バリュー投資というのは価格(プライス)と価値(バリュー)との裁定であるのでグレアムの弟子として当然ということもできるが、裁定が早い者勝ちな以上、彼はイメージと裏腹にのんびりした投資家ではない。

そして、本のタイトルとなっているバフェットの株主総会で必ず出る質問が、バフェットの引退後(あるいは亡くなった後)もバークシャー・ハサウェイは安泰なのか、というもの。本の著者は言葉を濁しているが、著者の見解は明らかのように思える。

たぶん『バフェットからの手紙』を読んで、面白いけどキレイすぎるな、と思った人におすすめ。